マドンナの衣裳誕生の裏側をデザイナーが語る 映画『ジャンポール・ゴルチエのファッション狂騒劇』

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『ジャンポール・ゴルチエの ファッション狂騒劇』のワンシーン
映画『ジャンポール・ゴルチエのファッション狂騒劇』/監督:ヤン・レノレ/出演:ジャンポール・ゴルチエ、マドンナ、カトリーヌ・ドヌーヴ、ロッシ・デ・パルマ、ナイル・ロジャース、マリオン・コティヤールほか/配給:キノフィルムズ/ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋、新宿シネマカリテほか全国公開中(写真:©CANAL+ / CAPA 2018)

世界的に有名なファッション・デザイナー、ジャンポール・ゴルチエの半生をベースにした、彼自身の企画・脚本・演出によるミュージカル『ファッション・フリーク・ショー』。その舞台裏を描いたドキュメンタリーだ。

映画は公演初日までを追うが、合間にゴルチエのエピソードが語られる。ゲイであることを公表し、パートナーはHIVで死去するが、彼の両親と自分で看取ったという。他人と違うことから孤独な少年時代を過ごしたゴルチエは自分の絵を好きになってもらうことで自信がつき、「この仕事がなければ僕は何者でもなかった」と言い切る。

マドンナとのコラボレーション

ゴルチエのクリエーティビティーが開花した1990年代は、クリエーターが力を持った時代だった。デザイナーがファッションでメッセージを伝え、ミュージシャンがその服を着てメッセージを広める。

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