5月中旬にフリークアウトから株式売却の提案を受けた鎌田氏は、その時点ですでに「適切なパートナーに対してであれば株式を売却する意向を有していた」という。その後6月1日付でUUUMの代表取締役から取締役に退いている。この人事をめぐって業界関係者の間では、鎌田氏の経営に対するモチベーション低下を指摘する声も上がっていた。
リリースでは、今回のTOB成立後に鎌田氏は取締役を辞任することで合意していたものの、UUUM側からの提案で取締役辞任後も「ファウンダー兼名誉顧問」として関係を維持することになったと記されている。一方、フリークアウト側も「業界の先駆者でもある鎌田氏にはぜひ残ってほしいとお願いした」(同社IR担当者)という。
フリークアウトはなぜ鎌田氏を引き留めたのか。
「正直なところ、クリエイターにとって今、UUUMに所属するうまみはない。もし鎌田さんがUUUMから離れれば、クリエイターもUUUMから離れてしまうリスクは十分にある」
そう話すのは、UUUMの元社員だ。鎌田氏は専属クリエイターと頻繁に会食に出かけるなど、クリエイターファーストの姿勢が強く、「古参のトップクリエイターを中心に全幅の信頼を置かれている」(同)。
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