中国の消費拡大には、国民の「自信」が不可欠だ 若年層の失業率は増加し、国民の不安は増大

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中国紙幣のイメージ画像
安定収入が得られるという将来予測が「消費への意欲」には必要(写真はイメージ)(写真:xiaosan/PIXTA)
中国では経済の回復に向け消費の拡大が焦点となっている。『財新周刊』7月24日号の社説は政府の消費刺激策を支持しつつ、持続的な成長には国民の消費力を高めるべきだと主張する。

政府が相次いで消費刺激策を打ち出している。国家発展改革委員会は国民の「消費能力、消費勇気、消費意欲」を高めるため、対策を講じると述べた。肝心なのは、いかにして「消費能力」と「消費勇気」を保障するかである。

国家統計局が7月17日に発表した統計によると、2023年上半期の社会消費財小売総額は前年同期比8.2%増(訳注・22兆7588億元、約420兆円)となった。住宅市場は全体として順調な回復を示しており、飲食・観光業はコロナ前水準を超えた。

政府による消費刺激策

国家発展改革委員会は、購入制限のある地域に対し、自動車の年間購入指標を早期に発表するよう促した。また、農村での充電インフラ建設を進めるとの文書を発表した。

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