
7月7日に会談を行い、イエレン氏と握手を交わした中国共産党ナンバー2の李強氏(写真:新華社/アフロ)
ジャネット・イエレン米財務長官が7月6日から9日まで訪中した。『財新周刊』7月10日号の社説は、米中対話を継続し、マクロ経済や気候変動対策などで協力を深めるべきだと提言する。
イエレン氏が訪中し、李強首相と会談を行った。米バイデン政権閣僚の訪中は、アントニー・ブリンケン国務長官に続き2人目。世論はデカップリングや米中対立深刻化の回避を期待している。
米中における認知の違い
近年、米中関係で、「競争」と「協力」という言葉が頻繁に使われる。今年4月、イエレン氏は政策演説で「私たちは米国経済を中国から『切り離す』ことは求めていない。よいライバルがいてこそ切磋琢磨できる」と述べた。一方で、秦剛外相は、「(米中競争は)フェアな競争ではなく、悪意に満ちた対立」と批判した。
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