
(写真:maroke/PIXTA)
一般にも認知が広がった公的年金の繰り下げ受給。受給開始時期を標準年齢の65歳から1カ月先延ばしするごとに年金額は0.7%増額され、70歳受給開始なら1.42倍に(最大75歳まで)。増額された年金は一生涯続く。
筆者は本誌2014年7月5日号(年金特集号)でいち早くこの繰り下げ受給の効果について分析、紹介した。繰り下げを活用すれば、少子高齢化による将来の給付水準低下を補うに余りある受給も可能だ。だから、ビジネスパーソンは早い段階から自身のシニア時代のライフスタイルや働き方をプランニングし、60歳以降も充実して働きながら繰り下げ受給できるよう、必要なスキルを高めておこう、と以後、繰り返し書いてきた。
期待外れの待遇改善
あの最初の紹介から丸9年。同特集では、今後企業におけるシニアの雇用・待遇環境を整備することが重要だと書いたが、これは期待外れに終わった感が強い。
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