近所のレジャーでもお得、「青春18きっぷ」活用術 家族やグループも便利、「乗り鉄専用」じゃない
■首都圏編
以前、首都圏の「のんびりホリデーSuicaパス」は少しエリア外にはみ出しても通常の往復利用よりおトクになり、Suicaの乗越精算機能によってワンストップで乗越利用ができるという記事(2022年4月20日付「利用エリア外でもお得、『Suicaパス』上手い使い方」)を公開したが、18きっぷの活用ならさらに安くできそうだ。
例えば大月―東京間は往復3036円のところが18きっぷなら2410円。実に626円もおトクである。このほか、熱海―東京間、宇都宮―東京間、高崎―東京間(いずれも往復3960円)なら1550円安だ。房総方面は君津―東京間、上総一ノ宮―東京間(往復3036円)なら626円安。成田空港―東京間、成東―東京間(いずれも往復2684円)なら274円安と、おトクな区間が目白押しだ!
(片道営業キロ70.1km以上の区間)
中央線:四方津(74.0km)
中央線・青梅線:鳩ノ巣(71.3km・往復2560円)
東海道線:二宮(73.1km)
宇都宮線:間々田(73.3km)
高崎線:籠原(71.3km)
常磐線:神立(75.7km)
総武線・内房線:巌根(70.5km)
総武線・外房線:新茂原(70.6km)
総武線・成田空港方面:空港第2ビル(78.2km)
総武線・成田線:久住(75.3km)
総武線:日向(71.7km)
東京駅までの単純往復に加えてもう1駅分利用すれば、上記より東京寄りのエリアからでも18きっぷのほうが割安になる。通常、東京駅までの往復は、平塚・古河・熊谷・土浦・成田などからだと2332円だが、東京駅付近で1駅でも追加利用(例えば有楽町や神田など)すれば、1日分2410円の18きっぷのほうが割安になる。都心部まで来て1駅も電車に乗らないということはほぼないだろう。
(片道営業キロ60.1km以上の区間)
中央線:相模湖(62.6km)
東海道線:平塚(63.8km)
宇都宮線:古河(64.7km)
高崎線:熊谷(64.7km)
常磐線:ひたち野うしく(60.3km)
常磐線・成田線:安食(60.3km)
総武線・内房線:長浦(63.5km)
総武線・外房線:大網(62.1km)
総武線・成田線:酒々井(61.7km)
総武線:榎戸(62.2km)
高崎―横浜間往復が半額に
横浜へのお出かけなら、房総方面や北関東からの利用だとおトク額がグッと増える。大月―横浜間なら、往復3036円のところが2410円だ。このほか、宇都宮―横浜間、高崎―横浜間(往復4620円)なら2210円安とほぼ半額。房総方面は君津―横浜間、上総一ノ宮―横浜間など(往復3960円)なら1550円安になる。おトクになるエリアは結構広く、宇都宮線なら白岡駅、高崎線なら桶川駅、常磐線なら取手駅、総武線は都賀駅、京葉線は蘇我駅からでも18きっぷの方が安い。
(片道営業キロ70.1km以上の区間)
東海道線:湯河原(70.3km)
上野東京ライン(宇都宮線直通):白岡(72.3km)
上野東京ライン(高崎線直通):桶川(70.9km)
上野東京ライン(品川から常磐線):取手(72.0km)
横須賀線・総武線:都賀(72.2km)
東海道線・京葉線:蘇我(71.8km)
横浜線・中央線:四方津(71.0km)
※東京―横浜間28.8km、千葉―横浜間68.0km
横浜駅まで単純往復+1駅利用なら、房総半島のほぼ全駅が18きっぷのほうがおトクな射程圏内だ。宇都宮線は土呂駅、高崎線は宮原駅と、大宮の隣より先の全駅が対象だ。なお、片道の距離が60.
(片道営業キロ60.1km以上の区間)
東海道線:根府川(61.6km)
上野東京ライン(宇都宮線直通):土呂(62.1km)
上野東京ライン(高崎線直通):宮原(63.1km)
上野東京ライン(大宮から川越線):日進(62.8km)
横浜線・中央線:藤野(63.3km)
※東京―横浜間28.8km、上野―横浜間32.4km
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