男性もはまる、食卓が映える「うつわ選び」の極意 食器を変えるだけで日々の食卓が楽しくなる
かつて茶碗・汁椀は必要不可欠でしたが、現在では、使ううつわも変わっています。
例えば、和食の献立の基本といわれている「一汁三菜(いちじゅうさんさい)」。主食のご飯に1つの汁物と3種類のおかずという栄養バランスのとれた献立で、計5つのうつわを使います。
しかし、共働き家庭も増え、忙しい現代、毎日3食の食卓に5つのうつわを使って食事をする家庭はむしろ少数派ではないでしょうか。
以前、この一汁三菜を取り上げていたテレビ番組で、出演者たちが「普段食べているのは、一汁三菜じゃないメニューも多いよね、麺料理とか」「大勢で食べるときは取り皿を使うよね。そういうのは、なんて呼ぶんだろう?」と話していました。つまり、多様化している食事スタイルを表す言葉がないのです。
そこで、一汁三菜以外の食事にも対応する、今の時代のうつわの組み合わせについて考えていきましょう。
今の時代のうつわの組み合わせ
かつてはご飯を盛る「茶碗」と汁物が入った「汁椀」が基本となり、そこにおかずの入った「皿・鉢など」がつきました。栄養バランスのとれた理想の食事として「一汁三菜」が掲げられていました。
今は食事のスタイルが多様化したため、いろいろなうつわの組み合わせが登場しています。和食でも、茶碗・汁椀が不要の場合があり、うつわの数は少なくなっている傾向にあります。
SNSの広がりで、お気に入りのうつわを使った写真を目にする機会が増えました。そのためか「うちにあるうつわはパッとしなくて」という声をよく耳にします。
うつわは道具なので、食べ物を盛りつけ、それをおいしく食べることができればOK。
その一方で、お気に入りのうつわとなるためには、「使うとワクワクするか」も条件に加わってきます。
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