学校の御三家・新御三家とは?地域別にそれぞれの特徴を解説

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受験者数の増加

現在の日本は、国際化、情報化の急速な進展や、社会構造も急速に大きく変化しています。社会で自立的に活動していくには、学力の3要素である「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度」をバランスよく育むことが必要であり、2020年度から始まった大学入試改革ではこれらの3要素を総合的・多面的に評価します。

ただし、これらの3要素を身に付けるには、今までのような学習方法では太刀打ちできないこともあって、中学受験者数が増えたといわれています。また、親がロールモデルにならない焦りや不安が、私学への期待に変わっているとも考えられます。

難易度の高さ

今後、中学受験にも「学力の3要素」は求められてくるでしょう。つねに問題意識を持って解決方法を考え、発信する能動的な学習が必要です。御三家・新御三家をはじめ私学では、能動的な学習のノウハウがある学校も多く、その点で私学人気が高まり、難易度も上がってくるでしょう。

まとめ

御三家や新御三家は、単純にその地域の「よい学校トップ3」というわけではなく、それぞれ違った魅力や特徴があります。しかし、さまざまな特色を持つ学校は御三家以外にもあり、何よりも大切なのはお子さんに合った学校選びをすることです。学校は多感な10代の大半を過ごす場所でもあります。ネームバリューにとらわれず、お子さんの興味、関心に基づき、その子らしい生活が送れる学校を選びたいものですね。

(冒頭の写真:Adobe fireflyによるAI画像)

武田さゆり 国家資格キャリアコンサルタント 中学高校国語科教員

4年制大学卒業後、金融機関へ勤務し、出産と育児を経て、公立・私立の中学高校国語科・論文科非常勤講師として17年間勤務。7校で教壇に立つ。現在は都内の私立女子校に勤務する現役教員。進路指導の中で、自分の将来像が描けていない生徒が多く、幼少期からのキャリア教育の必要性を強く感じ、国家資格キャリアコンサルタントを取得。現在、親子それぞれの強みを発見し、それを伸ばすためのワークを開発中。

執筆:武田さゆり
東洋経済education × ICT編集部

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小学校・中学校・高校・大学等の学校教育に関するニュースや課題のほか連載などを通じて教育現場の今をわかりやすくお伝えします。

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