糞尿放置→逃走、イベント会場の迷惑飼い主「5選」 あきれる実態を紹介、守りたいルール・マナー

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では、実際どんなことを心がければいいのでしょうか、具体的なポイントを挙げてみたいと思います。

■狂犬病・混合ワクチンの接種、ノミ・ダニ駆除をしておく

感染症や寄生虫などをうつさない・うつらないために、必要な予防接種、駆虫薬の投与をしておきましょう。

■排尿・排便は会場に入る前にさせておく

トイレはできるだけ事前にすませましょう。飼い主がトイレ用品を持参し、会場内ではペットシーツの上などにさせるようにします。粗相をしてしまった場合には、飼い主が責任をもって片付けます。排泄物、ゴミなどは各自が持ち帰りましょう。

■マーキングをする場合はマナーベルトを装着する

飼い主が気づかないうちに、会場内の壁や柱、商品の入った段ボールなどにマーキングをしてしまう場合があります。マーキング癖がある犬はマナーベルトなどを利用しましょう。

■首輪やハーネスは必ず着用し、リードはできるだけ短く持ち離さない

会場内ではできるだけリードを短く持ち、飼い主が犬をコントロールできるようにします。万が一の逃走や迷子に備えて、マイクロチップあるいは鑑札や迷子札も装着します。

■かみ癖がある犬にはマズルガードを装着する

基本的にかみ癖がある犬は参加を見送ったほうがよいでしょう。もし、参加する場合にはマズルガード(口輪)などを装着し、トラブルにならないように飼い主がしっかりと管理しましょう。

■ヒート中は参加を控える

雌犬・雌猫など、ヒート中(発情期)、もしくはその前後の参加は控えるようにしましょう。

■ペットから目を離さない

飼い主同士がおしゃべりに夢中になると、ペットから目を離しがちです。そのようなことがないよう、しっかりとペットから目を離さないようにしましょう。また、イベント会場には多くの商品が並んでいます。ペットが汚したり、いたずらをしたりしないように注意しましょう。

他の人・ペットに配慮できる飼い主に

小型犬の飼い主のなかには、大型犬が苦手という人もいます。また、犬以外のペットを飼っている人は、小型犬であっても怖いと感じることもあります。ほかにも、猫が苦手、フェレットが苦手、エキゾチックアニマルが苦手という人もいます。

「苦手な人もいる」とつねに心に留め、配慮することが大切です。そして、店舗に対しても迷惑をかけることのないように細心の注意を払うことが必要です。

イベントによっては、犬、猫、ウサギ、鳥、ヤギ、ヒツジ、馬、モルモット、爬虫類など、多種多様のペットが参加することがあります。当然のことですが、「種」が違えば苦手なこともそれぞれ違います。

苦手なことをされればストレスを感じ、体調を崩したり、トラウマを抱えたりすることにもなりかねません。飼い主は自分の飼っているペットだけでなく、他のペットに対しても優しい心で、十分な配慮をすることが大切です。

配慮は「他人に対して心を配ること」という意味の言葉です。「心づかい」「気配り」と同様の意味をもちます。ペットイベントをみんなが心から楽しむために、必要なことではないでしょうか。

阪根 美果 ペットジャーナリスト

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さかね みか / Mika Sakane

世界最大の猫種である「メインクーン」のトップブリーダーでもあり、犬・猫などに関する幅広い知識を持つ。家庭動物管理士・ペット災害危機管理士・動物介護士・動物介護ホーム施設責任者・Pet Saver(ペットの救急隊員)。ペットシッターや保護活動にも長く携わっている。ペット専門サイト「ペトハピ」でペットの「終活」をいち早く紹介。豪華客船「飛鳥」や「ぱしふぃっくびいなす」の乗組員を務めた経験を生かし、大型客船の魅力を紹介する「クルーズライター」としての顔も持つ。

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