米国経済は年明け以降いくつかの先行的な指標が底を打ち、労働市場の逼迫ぶりも相まって「ノーランディング」が言われ始めている。昨年FRB(米連邦準備制度理事会)が実施した急激な利上げによって今年前半のリセッション入りが予想されていたのだが、現在では少なくとも1〜3月はプラス成長維持との予想が増えてきている。その後もマイナス成長は回避してリバウンドに向かうとの見通しが強まりつつある。
リバウンドの要因
米国以外でも、ユーロ圏は10〜12月にはすでに大幅なマイナス成長入りが予想されていたが、実績値は+0.4%とプラスになった。暖冬によるエネルギー危機回避が大きかったとはいえ、消費には想定以上の底堅さが見られる。そのほか、中国の景気指標も、PMI(購買担当者景気指数)などはすでに1月と2月で大きく反発している。世界経済は足元だけを見れば、実際にリセッション回避の流れが強まっているように思える。
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