「インプットが得意な人」のスキマ時間の作り方 楽しみを我慢せず、少しずつ積み重ねている
仕事も家庭もあって、なかなか時間が取れない人もいると思います。
資格試験に合格するには、時間を確保し、勉強を習慣化することが大切です。
テキストを開かない日が一日、二日と続くと、知識が抜けてしまうだけでなく、勉強が面倒になり、当初の志を忘れてしまいます。三日坊主にならないためには、スキマ時間を探し、短い時間を有効化して実力を身に付けていくべきです。
少しの空き時間は無駄にすべきではありません。
5分が8回積み重なれば40分、週6日で240分になります。
例えば、宅建士試験において、合格までに必要な勉強時間は200~300時間とされています。週6日40分のスキマ時間を確保し、1日だけほかに2時間勉強すれば、1週間の勉強時間は合計で6時間になります。そのペースを継続すれば、1年以内に合格に必要な時間が確保できることになります。
私の経験でも、司法書士が簡易裁判所において取り扱うことができる民事事件などについて、代理業務を行うために受験する「簡裁訴訟代理等能力認定考査」や、宅建士試験は、1日約30分の勉強だけで合格しました。
簡裁訴訟代理等能力認定考査は昼食を早食いして30分の時間を作り、宅建士試験は起床して風呂に入りながら30分ほど勉強しました。どちらも仕事が忙しく、子どもも小さかったので勉強時間の捻出に苦労しましたが、最小限の努力を毎日継続することで合格できました。
目指す資格と状況によっては、少しの時間を意識的に作るだけで、人生を大きく変えるチャンスを得られる可能性があります。そんなきっかけになるスキマ時間について考えてみましょう。
昼休みは、最大の勉強のチャンス
スキマ時間を活用する第一歩は、自分の日常を分析することです。
この記事を読んでいる人は働いている人が多いと思いますが、仕事をする日々の中でも時間を作ることはできます。私の例でもあったように、少しのチャンスを積み重ねるだけで、目標を達成することも可能です。
まず、働いている人にとっては、昼休みはまとまった時間を確保しやすいです。
昼食のために外出する人もいるでしょうが、受験勉強中はあらかじめ準備した弁当などを急いで食べるほうが、時間確保には有効です。私の場合では、司法書士試験、公認会計士試験を受験していた際は、だいたい10~15分で持参した昼食をかきこみ、残りの時間は最低でも30分を勉強にあてていました。