米下院議長が第11回目の投票でも決まらず 有力候補マッカーシー議員の提案は混乱を招く

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米共和党のマッカーシー下院院内総務は5日、11回目の下院議長選挙でも過半数を獲得できなかった。同党は昨年11月の中間選挙で下院の多数派を奪回したが、議長選を巡って分裂したままで、下院の審議は年明け3日連続でまひ状態にある。下院は6日正午(日本時間7日午前2時)に審議を再開する。

マッカーシー氏は下院ルールに関して、党内の保守強硬派をコントロールする議長の権限や能力を低下させる譲歩案を提案していた。同氏の提案は連邦政府の債務上限引き上げや歳出などの問題で混乱を招くリスクを伴う。

下院の共和党議員221人のうちマッカーシー氏の議長選出に反対する20議員の団結は強い。

下院議長選が11回目の投票となったのは米国の南北戦争(1861-65年)以降で最多。1923年に共和党のフレデリック・ジレット議員が9回目の投票で議長に選出された。1859年には44回目の投票で選出されたケースがある。

マッカーシー氏(5日)Photographer: Al Drago/Bloomberg

原題:House Adjourns as McCarthy Blocked on 11th Vote, Talks Proceed、House Adjourns to Friday With GOP Speaker Stalemate Unresolved(抜粋)

 

--取材協力:、、、、.

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著者:Billy House、Erik Wasson

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