元うつ病経験者が幸せそうな人を見て今思うこと 「ヒーローは一握り」サブキャラで楽しく生きる

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プライドも欲も捨て、自分に期待しない。そんな生き方をするには、「村人A」になったつもりで日々を過ごすのがおすすめ。ドラクエの最初の村に出てくるようなサブキャラです。

主人公の勇者は定員制。誰もがなれるわけではありません。プロ野球選手になれる人、有名な芸能人になれる人、大企業で若くして活躍できる人、いずれもほんの一握りです。だからと言って「勇者になれなかった人」はダメなのでしょうか? いえ、そんなことはありません。村人Aには村人Aの人生があり、楽しく生きる権利があるのです。

勇者に憧れる人は、「目に見えてすごいことをやろう」「誰もが納得するような成果をあげたい」と考えがち。でも本当に大事なのは、目に見えない世間から賞賛されることよりも、自分の身近にいる誰かの助けになること。

SNSで幸せそうな人は「歴史上の人物」だと思え

今のボクは、Twitterのフォロワーさんや、ココナラで受け付けている『うつ病彼氏の恋愛相談』に相談を寄せてくれる人の役に立つことが、自分の幸せになっています。見たことも話したこともない世間の誰かの賞賛を渇望していたころより、やることはずっとシンプル。「○○さんの役に立てている」と素直に思え、心が満たされるようになりました。

一握りしかなれない勇者を目指すのではなく、身近にいる誰かに感謝される村人Aになる。これって十分素晴らしい生き方ではないでしょうか。

SNSでつい他人の「勇者ぶり」を見てしまい、自分と比較して落ち込むこともありますよね。仕事で活躍している人、大勢の友だちに囲まれている人、結婚して幸せそうな人。SNSの中では、みんな華やかな人生を送っているように見えてしまいます。

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