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キャリア・教育 #独立思考

単純に考え誰も気づかない発想閃く人が最強の訳 正面突破せずに勝つ方法の可能性を探ってみよう

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  • 山本 大平 経営コンサルタント、F6 Design代表取締役
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この問題は、小学生でも理解可能で、取り組める問題です。しかしながら、この問題を解くには、情報を正しくシンプルに読み込む力と切り口をシンプルに見つける力が求められます。さらに言うと、シンプルな思考の整理力も求められます。頭の中がシンプルな方しか素早く解けない問題です。

みなさんは解けましたか? もしかして、今、頭の中で6個と6個を天秤に置いてたりしませんか? もしそうされたのなら、既にシンプルさが欠如して認知バイアスがかかっている可能性が高いです。

1つだけ言っておくとその特定すべきボールが「重い」とは言ってませんから。「重さが異なる」としか言っていないので、12個のボールを6個・6個に分ければ、天秤は必ず傾きますよね。ちなみに、この問題を出すと約半数くらいの方々は「出来ました!」とこの6:6パターンで始めた答えを説明しようとしてくれます。

解き方を解説しましょう。

<解き方としては、天秤の「釣り合う」という特徴に注目します。天秤に載せていないボールの重さも考慮に入れて、結果の場合分けをして、必要な手順を省いていくわけです。
具体的には、ボールを4つずつ、ABCの任意の3つのグループに分け、AとBを比較します。釣り合えば、Cに重さの異なるボールがあるので、あと2回地道に比べれば見つけ出せます。
ABどちらかに傾き、仮にAが軽く、Bが重くなった場合には、Aの中に軽いボールが一つあるか、Bの中に重いボールが一つあるか、のいずれかになりますので、Cの正常なボールを使いながら残り2回の実験を行うと、違う重さのボールを特定できます>

この問題は、注意力も試されますし、いかに頭の中をシンプルにして整理できるか、といった要素が詰まっている問題です。

この問題を解くのも、仕事での問題解決も、頭の使い方は同じです。ポイントは、いかにシンプルになれるか、です。複雑に考えすぎるよりも、シンプルに考えることで、問題解決の糸口が見えてくるはずです。

誰も知らないけど必ず存在する「抜け道」

この「12個のボール問題」は、いわば「正攻法」でのシンプルな思考が試される問題です。

しかし、「他の人より大きな成果を出したい」と考えるのであれば、その「正攻法」だけでは十分ではありません。常識に囚われない、誰よりも尖った戦略を立てるためには、競争相手の誰もが気づかない「抜け道」を見つける思考が求められます。

私自身が戦略を立てる際も、この「抜け道」、すなわち「サードドアを」探すことを何よりも優先しています。

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【「サードドア」とは?】

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