ハーレーダビッドソン、「革新モデル」の全容

従来イメージ覆す装いで日本市場にリーチ

「ストリート750」は若年層のエントリーモデルとしての位置づけ

購入者の平均年齢は日本では44歳に達している。大型二輪車のユーザー全体からすると3歳ほど若いが、上昇傾向にあり、長期的な成長には次世代の顧客を開拓するのが重要という認識だ。

ハーレーダビッドソンジャパンの山本ブライアン健二・シニアマネージャーは、「将来、コアなカスタマーになるのは若い人で、彼らが今乗りたい商品を作ることにこだわった」と話す。

開発では若年層に徹底聞き取り

「ストリート750」の開発にあたっては、日本や米国など10カ国の若年層3700人に聞き取り調査を実施。用途やデザイン、走りにどのような要望があるかを詳細に聞き、分析した。若年層には、長距離のツーリングよりも、通勤や買い物など短距離の「町乗り」で扱いやすい二輪を求める声が多かったことから、町乗りをコンセプトに開発を進めた。

従来のハーレーよりも車体の幅を狭く、シート高を低くするなど小型にし、ハンドルの切れ角を大きくして、町中で小回りが効くようにした。また、渋滞を考慮して、ハーレーでは珍しい水冷式のエンジンを採用した。ほとんどのパーツが黒色というのも、完成前に若年層にデザインを見せ、意見を取り入れた結果だ。

日本での発売から3週間。特別の展示スペースを設けた新宿の販売店では、「ストリートという名前だけあって、町中をキビキビ走る」「取り回しがしやすい」などと客の反応は上々という。小型になったことで、女性客からも「これまでのハーレーと比べると軽くて、安心感がある」との声があり、体力面から大型二輪車に抵抗を持つ人が多かった女性の開拓にも期待がかかる。

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