イーグル工業は工場、従業員は無事だが仙台と福島拠点の営業停止続く【震災関連速報】
NOKの傘下でメカシールや産業バルブを生産するイーグル工業は、東日本大震災の直後から営業を停止している仙台と福島の拠点で、事業再開のメドが立たない状況が続いている。
グループ会社であるイーグルブルグマンジャパンの仙台支店(宮城県仙台市太白区長町南)は建物に一部損害があり、インフラも復旧の見通しが立たないため、営業を停止。16日午後時点で営業再開に至っていない。
これよりも深刻とみられるのが、福島県で原発関連の補修を手掛けるイーグルサービスの福島事務所(福島県双葉郡富岡町大字小浜字大膳町)。東京電力福島第一原子力発電所の相次ぐ事故に伴う放射能放出によって、事務所所在地が避難地域に指定されたため、営業を停止。原発事故の動向次第では営業停止期間が長期化する懸念も出ている。
茨城県の2営業拠点は一部建物でドアが壊れるなどの被害があったが、すでに営業を再開した。埼玉事業場(埼玉県坂戸市)と岡山事業場(岡山県高梁市)など製造拠点や従業員には物理的損害はなく、すでに正常操業を実施している。
(松浦 大 =東洋経済オンライン)
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