平和に寄与するプラットフォームとなるために
「基本構想400」で「『まごころ〜Magokoro〜』ある市民を育み、新たな知と価値の創造を図ることで、あらゆる『壁』や『違い』を乗り越え、世界の平和に寄与するプラットフォームとなる」ことを掲げる龍谷大学。ロシアによるウクライナ侵攻が起こると、いち早く声明を発出し、大学としてできることを模索し始めた。そうして実現したのが、ウクライナ・キーウ大学の留学生受け入れだ。ウクライナがソビエト連邦から独立した直後、1991年に学生交換協定を結んだ龍谷大学では、これまで名以上の留学生をキーウ大学から受け入れてきた。
「気候変動でも戦争でも、犠牲になるのは弱者。誰かを犠牲にして成り立つ社会というのはやはりおかしいと思います。SDGsはそんな世界を変えるためのカギです」
SDGsの概念が一般社会に広まった今、社会を変えるために必要なのは、世界に対する危機感と行動する意志だ。理想を語るだけでは、現状は変わらない。使命感を持って「仏教SDGs」を推進する龍谷大学が、私たちに身をもって示してくれている。
「オール龍谷」でウクライナの学生を受け入れ

『東洋経済ACADEMIC SDGsに取り組む大学特集 Vol.4. 「行動の10年」の新たなステージへ 持続可能な社会実現に向け加速する「連帯・連携」』(
東洋経済ACADEMIC
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