北朝鮮がミサイル発射を続けている。また日米韓は近く北朝鮮が核実験を行うのではないかと警戒している。
強気な北朝鮮の内情
実は、北朝鮮の動向についてモスクワのクレムリン(ロシア大統領府)から興味深い情報が10月2日に入っていたので、情報専門家の間でとられる書式で紹介する。
1.①平壌の信頼できる複数筋によれば、新型コロナウイルス感染症は金正恩の1週間に及ぶ発症もあったが、感染拡大は現在はほぼ終息した。それでも厳しい制限は残されており、金正恩はこれを年末まで続けるように命令している。
②北朝鮮はパンデミックによって大きな影響を受け、資産的数字ではGDPの2〜3%を失ったという。とくに地方の打撃は大きく、農業生産物への影響は深刻。国境は最短で11月末まで、おそらくは2023年初めまで閉ざされるだろう。
③中国とロシアからの食品と燃料の援助は必須で、これはすでに開始されており、冬季になればさらに量が拡大する。
2.①この状況下でも、金正恩は核戦略を国の新しいガイドラインとして熱心に進めている。複数筋によれば、金正恩は会議において次の点を指摘している。
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