アクティブラーニングとは?目的や効果、導入事例について紹介
体育祭の審判や司会まで自分達でやり遂げる高校
体育祭といえば教師のアドバイスをもとにクラス一丸となって一つの目標に進む、というのを多くの人が想像すると思いますが、鷗友学園女子中学高等学校では当日のプログラムを決める人、司会をする人、審判をする人全てを生徒自らが行っています。勉強は得意でも運動がどうしても苦手な生徒は少なからずいるでしょう。そういう生徒たちでも何かやりがいを持って体育祭に取り組めることが特徴です。例えば、司会が好評だったことで将来はアナウンサーを目指す生徒があらわれるかもしれません。
大学授業は全てオンラインかつ原則アクティブラーニングの大学
例えば授業はすべてオンライン会議形式をとって、実際に直面している問題などをどうやって解決するかグループワークを通して話し合うとしましょう。答えが1つに絞れないものや全てを解決できる解はない問題の場合、学生たちは少しでも多くを解決できる案を考える必要があります。これはコロナ禍で実際に企業が実践している会議と同じようなことで、大学を卒業した時点で企業の即戦力になれる可能性があるわけです。
アクティブラーニングと教員の工夫
アクティブラーニングを実施しても、児童や生徒にただやらせるだけで終わってしまうケースもあります。それでは授業としては失敗といえるでしょう。
大切なのは、児童や生徒を見守りつつも大事なところでアドバイスする姿勢です。
教員側の工夫としては、児童や生徒側から出てくる意見や考えをある程度まとめておくことが大切です。それに近い意見を授業の中で生かすことで、大きく授業の方向がズレることはなくなってくるからです。
事前準備を工夫しておくことがとても重要だといえるでしょう。
まとめ
アクティブラーニングは少しずつ日本の学校でも取り入れられるようになってきましたが、主要科目とされる国語や算数などではまだまだ従来の授業方式がほとんどでしょう。今後少しずつアクティブラーニングを取り入れる学校が、1人でも多くの子どもが「学ぶって楽しい」と思えるようになる瞬間が生まれることを期待します。
東洋経済education × ICT編集部
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