「相撲部屋の移転」がここ数年で相次ぐ背景事情 部屋の継承など金銭問題も複雑に絡み合う

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部屋の前で記念撮影に応じる宮城野親方(左から3人目)。左から炎鵬、石浦、1人おいて先代宮城野親方の間垣親方、北青鵬(2022年8月20日撮影)

相撲部屋の移転が相次いでいる。熱心なファンでない限りは、ややわかりにくくなってきたため、最近2年の移転事情をまとめてみた。

最近、最も話題となったのは宮城野部屋の移転だ。

元横綱白鵬が新師匠の宮城野親方となって部屋を継承し、8月になって移転した。東京都墨田区八広にあった以前の部屋は、元バイク店を居抜きでリフォームしていたこともあり、手狭だった。力士数の増加に伴い、東京都墨田区東駒形の旧東関部屋に移転した。旧東関部屋は、元関脇高見山の元東関親方が1986年に創設。この部屋は、横綱曙、小結高見盛らを輩出した。

【イラスト】新宮城野部屋の地図

ただし、宮城野親方は今も都内の好立地に部屋を新設する考えを持っており、現在はあくまで仮住まい。新天地が見つかって新たな部屋が建設されれば、再び移転する見通しだ。

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