待望のフィットRS復活、走りのホンダ復権なるか MT車はあるのか?手頃に遊べるスポーツに期待

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減速セレクター
写真はヴェゼルで採用されている減速セレクター(写真:本田技研工業)

また、RSのe:HEVでは、SUVモデルの「ヴェゼル」などにも採用されている「減速セレクター」も装備する。アクセルペダルを離したときの減速の強さを調整できる機能で、ステアリング奧の左右にあるパドルシフトタイプのセレクターを使うことで、ハンドルから手を離さずに好みの減速度を選択できる。急な坂道などで頻繁にブレーキペダルを踏まずに減速できるほか、コーナー進入時などにブレーキと組み合わせて減速度を上げていけば、車速がより落ちやすくなり、まるでシフトダウンをしているような感じを味わえる。なお、ヴェゼルの場合、減速度の調整は4段階となっている。

加えて、新型RSには、ドライブモードスイッチも採用し、道路状況や好みに応じた出力特性の選択も可能だ。一般道で快適・スムーズな「NORMALモード」、ワインディングで俊敏・ダイレクトな加速を感じる「SPORTモード」、高速道路でなめらかな高速クルーズを楽しむ「ECONモード」といった3タイプを用意する。

ちなみにRSをはじめ、フィットの全グレードにはガソリン車も設定する。e:HEV車も含め、詳細は不明だが、現行モデルではガソリン車が1.3L・i-VTECエンジン、e:HEV車は1.5L・i-VTECエンジンに2モーターを組み合わせたラインナップとなっている。今回は、あくまでマイナーチェンジのため、おそらくパワートレインについては、現行とほぼ同じままであろうが、RSのガソリン車には1.5Lエンジンが搭載される可能性もあるだろう。

新型フィットRS、ありか、なしか?

以上が新型フィットRSについて、今わかる範囲の情報だが、気になるのが、先代RSに設定があった6速MT仕様を新型でも採用するか否かだ。前述のとおり、RSのようなスポーツグレードの場合、マニュアルシフトやアクセル・ブレーキ・クラッチの3ペダルを駆使し、クルマを自在に操る感覚を味わいたいスポーツカー好きは多い。

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