ステップワゴン対ノア/ヴォク最新ミニバン対決 ともにフルモデルチェンジ直後、その違いは?
国産車の人気カテゴリーであるミニバンのなかでも、ロングセラーを続けているのがトヨタの「ノア&ヴォクシー」とホンダの「ステップワゴン」だ。どちらも子育て世代などファミリー層を中心に大きな支持を受けているミドルサイズクラスだが、2022年1月にノア&ヴォクシー、2022年5月にはステップワゴンがそれぞれフルモデルチェンジを受けた。
ノア&ヴォクシーが2001年の初代モデルから数えて4代目、ステップワゴンでは1996年に登場した初代モデルから6代目。長年ミニバン市場を牽引してきたライバル同士である両モデルの新型は、いずれも熟成が重ねられた使い勝手のよさや、時代やユーザーニーズを反映させた新装備など注目点は多いが、果たして具体的な機能などにはどのような違いがあるのだろうか。
今回は、それぞれを詳細に比較してみることで、両モデルの個性や優位性があるポイントなどを浮き彫りにしてみたい。
エクステリア・デザイン
両モデルともに外観は、ミニバンらしい、水平基調でスクエアなフォルムを採用するが、フェイスデザインには大きな違いがあり、醸し出すイメージや雰囲気が異なる。
ノアと兄弟車でエアロ仕様のヴォクシーは、大型のフロントグリルを採用することで、大きな存在感を演出していることが特徴だ。近年のミニバンにおける王道ともいえるスタイルで、先代モデルの雰囲気を踏襲しながらも、より精悍な顔立ちとなった。
とくに新型ヴォクシーは、フロント全面を覆うようなグリルデザインを採用することで、インパクトは絶大だ。また、ノアのエアロ仕様「S-Z」や「S-G」といったグレードも、フロントバンパー下部のリップスポイラーなどの採用で立体感ある顔立ちを演出し、ヴォクシーと異なるアプローチで迫力を出している。
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