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これから一段の円安を促す材料が顕在化する 金利差を利用した円キャリートレードが始まる

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7月21日、ECBは11年ぶりに政策金利の引き上げを決定。写真は理事会後に会見するラガルドECB総裁。(写真:Alex Kraus / Bloomberg Finance LP)

このところ米国の景気減速懸念から米長期金利が下がり日米長期金利差が縮小しているのに、ドル円相場は上昇が続いている。本稿執筆時点でドル円相場は1998年以来24年ぶりの1ドル=139円台まで上昇している。

もっとも、ドル円相場の水準は物価の影響を除く実質では24年ぶりどころの話ではなく、50年以上も前に並ぶ円安ドル高となっている。なぜなら、過去24年間の物価上昇率を見ると、消費者物価でも生産者物価でも、米国は日本を累計で80%ほど上回っているからだ。

つまり、98年当時と同じ日米の物価水準感となるドル円相場は1ドル=77円程度である。現在の139円という水準は、実質的には98年当時よりもはるかに円安ドル高なのである。

ドル円の急騰

ちなみに、1ドル=139円で計算すると、米国のビッグマックは1個800円と日本の倍以上の値段となる。ミディアムサイズのポテトと飲み物をつけたセットにすると約1300円だ。1リットルペットボトルのミネラルウォーターも500円を超える。

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