シンプル経営貫く小集団、日本高純度化学の真骨頂

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シンプル経営貫く小集団、日本高純度化学の真骨頂

金・パラジウムなどの貴金属メッキ用薬品で高いシェアを誇る日本高純度化学。半導体などの電子部品や電子機器内部の接合、配線に不可欠な製品であり、エレクトロニクス産業を支える存在でもある。

メッキ用薬品の中でも、日本高純度化学が重点を置いているのは、電子部品・機器用向けのハイエンド品だ。たとえば、コンピュータ、サーバーの心臓部であるMPU。このMPUをプリント配線基板に接合するときに使用される金メッキ用薬品で、同社は世界シェア50%(推定)を持つ。

金メッキ液は金(シアン化金カリウム)と、薬品で構成される。薬品の性質によって金被膜の厚さや特性が変わり、電子部品の性能にも影響を与えるので、新しいメッキ用薬品へのニーズが生まれる。日本高純度化学は、こうした納入先の要求に応じて成長を遂げてきた。

2011年3月期の売り上げは、金などの貴金属価格の上昇もあり100億円を超える見込みだが、従業員はわずか48人。渡辺雅夫会長は「東証1部上場企業の中では、最も従業員が少ないほう」と語る。

日本高純度化学は1971年の設立だが、99年の日本初のMBO(マネジメントバイアウト)で有名だ。これは当時、オーナーが株式をライバル企業に売却しようとしたことから、渡辺会長など現経営陣が富士銀行(現みずほ銀行)から融資と出資を仰いで実現したのである。

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