米国の有権者には、「選挙結果が世論を正確に反映していない」という根深い不信がある。大統領が幅広い支持を得られない根源的な理由だ。
6月9日に米下院では、2021年1月6日の連邦議会占拠事件を調査してきた特別委員会が、初の公聴会を開いた。特別委員会は、20年大統領選挙の結果を覆そうとしたとして、トランプ前大統領の責任を厳しく追及している。
その一方、20年の選挙でバイデン大統領が不当に選ばれたと考える有権者も、一定の割合で存在する。マサチューセッツ大学アマースト校が5月に行った世論調査では、「バイデン氏は正当に選ばれていない」との回答が30%に達した。
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