驚愕の出席ゼロも!取締役会出席率ランキング ガバナンス意識が高まる中、再任議案にNOも

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

ナベツネは2年連続で出席率ゼロ

社内取締役のワースト1位は、ナベツネこと渡辺恒雄氏。日本テレビホールディングスの全7回の取締役会で出席は一度もなかった。同氏の取締役会への出席ゼロは2年連続となる。この1年の欠席については、ケガ療養等のためだという。

前年度の出席率が低かった取締役の再任を提案することについて、会社側は「新聞社経営者・言論人としての観点から当社の事業全般について適切な助言等をいただいており、引き続き取締役として再任が相応しいと考えています」と回答した。

監査役のワースト1位、森尾電機の堀勝彦氏もやはり常連だ。前回集計時の出席率は35.7%だったため若干の改善だが、開催された取締役会のうち半分以上を欠席している。倉元製作所の北井徹氏も同様で、前回は50%だったのが今回は52.6%と若干の改善にとどまった。

【2022年6月23日14時10分追記】初出時、北井徹氏が社外監査役を務める社名に誤りがあったので、修正しました。

監査役の多くが4年任期のため、出席率が低くても、再任議案への賛成率という形で株主からの賛否を突きつけられる機会が少ない。だからといって低い出席率を放置していいわけではない。

梅垣 勇人 東洋経済 記者

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

うめがき はやと / Hayato Umegaki

証券業界を担当後、2023年4月から電機業界担当に。兵庫県生まれ。中学・高校時代をタイと中国で過ごし、2014年に帰国。京都大学経済学部卒業。学生時代には写真部の傍ら学園祭実行委員として暗躍した。休日は書店や家電量販店で新商品をチェックしている。

この著者の記事一覧はこちら
又吉 龍吾 東洋経済 記者

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

またよし りゅうご / Ryugo Matayoshi

2011年4月に東洋経済新報社入社。これまで小売り(主にコンビニ)、外食、自動車などの業界を担当。現在は統括編集部で企業記事の編集に従事する傍ら、外食業界(主に回転ずし)を担当。趣味はスポーツ観戦(野球、プロレス、ボートレース)と将棋。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事