世界第2位の市場、EUの規制基準が広まる理由 EUの覇権戦略、紛争地域の病院など書評8冊

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[Book Review 今週のラインナップ]

・『ブリュッセル効果 EUの覇権戦略 いかに世界を支配しているのか』

・『社会のみかたを映画に教えられて スクリーンに息づく愛しき人びと』

・『紛争地のポートレート 「国境なき医師団」看護師が出会った人々』

・『そのビジネス課題、最新の経済学で「すでに解決」しています。』

[新書紹介 3分で4冊!サミングアップ]

・『日本の国会議員』

・『日本史サイエンス 弐』

・『政治責任』

・『不倫と正義』

『ブリュッセル効果 EUの覇権戦略 いかに世界を支配しているのか』アニュ・ブラッドフォード 著、庄司克宏 監訳(書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします)

評者・関西大学客員教授 会田弘継

パソコンでネットに接続していると「クッキーの使用に同意しますか」という表示がやたらと出る、日本のニュースサイトが欧州からは見られなくなった、スーパーで買う豆腐に遺伝子組み換え大豆使用と細かく表示されている──。日常よくあるこうしたことが、本書が扱う「ブリュッセル効果」である。

「EUの覇権戦略」という書名は物々しいが、欧州連合(EU)生まれの規制基準が世界を覆い、日常生活に浸透していることを指す。国際法学者による本書を熟読すれば、なぜ米国ではなくEUがこうした世界経済のルール作りの覇者なのか、理解できる。

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