「ロシアはファシストか」、ロシア人の思考に迫る ファシズムとロシア、比較放送論など書評8冊

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[Book Review 今週のラインナップ]
・『ファシズムとロシア』
・『二〇世紀 米欧比較放送論 ラジオ・テレビの盛衰と未来図』
・『ゆく川の流れは、動的平衡』
・『開化奇譚集 明治伏魔殿』
[新書紹介 3分で4冊!サミングアップ]
・『ゲノムに聞け』
・『僕に方程式を教えてください』
・『東京大空襲の戦後史』
・『「おくのほそ道」をたどる旅』
『ファシズムとロシア』マルレーヌ・ラリュエル 著/浜 由樹子 訳(書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします)

評者・関西大学客員教授 会田弘継

時宜を得た翻訳出版だ。原著はロシアのウクライナ侵攻前の上梓(じょうし)だが、その背景となるロシア社会とプーチン政権の歴史観や世界観への洞察にあふれる。軍事侵略は断じて許されない。だが、そこに至ったロシア人の思考を、本書を手掛かりに考えることは大いに意味があろう。

原題は「ロシアはファシストか」。著者は、同国のナショナリズムや右翼思想についての気鋭の研究者だ。

「ファシズム」は定義が難しい。そのため、政治目的で安易に使われてきたことが、本書を読むとよく分かる。

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