「仕事不足」の世界への対応、AI時代の政府の役割 「大きな政府」論、気候危機、介護など書評7冊

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ダニエル・サスキンド『WORLD WITHOUT WORK AI時代の新「大きな政府」論』、ヴァルシニ・プラカシュ、ギド・ジルジェンティ編著『グリーン・ニューディールを勝ち取れ』など8冊の書評です。

 

[Book Review 今週のラインナップ]

・『WORLD WITHOUT WORK AI時代の新「大きな政府」論』

・『グリーン・ニューディールを勝ち取れ 気候危機、貧困、差別に立ち向かうサンライズ・ムーブメント』

・『奇跡の介護リフト 介護業界に風穴を開けた小さなメーカーの苦闘の記録』

[新書紹介 3分で4冊!サミングアップ]

・『パンデミック監視社会』

・『統計学が見つけた野球の真理』

・『儲かる!米国政治学』

・『江戸の宇宙論』

『WORLD WITHOUT WORK AI時代の新「大きな政府」論』ダニエル・サスキンド 著/上原裕美子 訳(書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします)

評者・BNPパリバ証券経済調査本部長 河野龍太郎

先進国の一部のホワイトカラーは、コロナ禍でリモートワークに移行した。出社しなくていいなら、いずれ新興国の安い賃金のホワイトカラーに代替されないか。地政学的リスクで生産拠点が先進国に回帰しても、AIやロボティクスの発達で、無人工場が増えるだけではないか。中間的な賃金の仕事が消え、高賃金と低賃金の仕事への二極化傾向は変わりそうにない。

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