「法のDX」、時代に即した法理で社会問題を解決 リーガルイノベーション、教育格差など書評8冊

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[Book Review 今週のラインナップ]

・『リーガルイノベーション入門』

・『教育格差の診断書 データからわかる実態と処方箋』

・『野性の経営 極限のリーダーシップが未来を変える』

・『中国経済の謎 なぜバブルは弾けないのか?』

[新書紹介 3分で4冊!サミングアップ]

・『「米留組」と沖縄』

・『医療費のカラクリ』

・『不条理を乗り越える』

・『戦国日本の軍事革命』

『リーガルイノベーション入門』角田美穂子、フェリックス・シュテフェック 編著(書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。)

評者・野村総合研究所未来創発センター主席研究員 大崎貞和

いまやスマホは片時も手放せない必需品。インターネットから切断された生活は3日ともたない。コロナ禍でテレワークやオンライン授業も定着した。暮らしのDX(デジタルトランスフォーメーション)が進んでいるのだ。

では、法の世界はどうか。緊急事態宣言下でも契約書に社判を押してもらうために出勤させられる人がいた。法は「旧態依然」というのが素朴な印象ではないか。

本書のテーマは、そんな法の世界におけるイノベーションとその担い手となるイノベーターだ。紛争解決のオンライン手続き、裁判所のAI(人工知能)活用やAI弁護士、金融監督へのデータ活用など、法のDX最前線が当事者によって語られる。

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