山手線や東海道新幹線といったドル箱路線がなく、鉄道路線は九州域内のみ。そんなJR九州は不動産やホテルなどの非鉄道事業に注力して業績を拡大、2016年に株式上場を遂げた。
だが、その快進撃はコロナ禍で急ブレーキがかかった。経営をどう立て直すか。4月から新たに会社の舵取りを担う古宮洋二社長に聞いた。
──九州新幹線(博多─鹿児島中央間)に続き、9月23日に西九州新幹線(武雄温泉─長崎間)が開業します。
04年に開業した九州新幹線は大きなインパクトがあった。それに比べると西九州新幹線は距離は長くないが、博多から長崎までの所要時間は約30分短縮する。新幹線開業は長崎県にとって悲願であるが、日本全体でも新幹線の新規開業は久しぶり。大きな効果があると思っている。
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