
──就任直後の19年はプライベートブランド事業の失敗やゾゾ離れの余波で低迷していました。回復要因は何だと考えていますか。
間違いなくコロナ禍の追い風はある。が、「コロナ禍があったから売り上げが伸びた」という単純なことではなく、「コロナ禍でシンプルな戦略が残り、進むべき方向が明確になった」という点が、実は大きい。
緊急事態宣言で、アパレルブランドは売れない在庫を現金化しなければならない、という危機的状況に陥った。するとアパレル経営者からは、「ゾゾタウンで在庫を売りさばいてほしい」と、お願いが来るようになった。
それまではゾゾ離れなどでブランドとのベストな関係性が明確でないこともあった。が、コロナ禍を経て、僕らは業界のプラットフォームとしてファッション好きのお客さんを抱えておくのが業界にとって最良、ということがわかった。
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