法人向け名刺管理サービスで業界シェア83%を占めるSansan。請求書サービスの「ビルワン」、契約書サービスの「コントラクトワン」など製品群も拡大。6月末には帝国データバンクとの連携強化で、100万件以上の企業情報をSansanサービス上に搭載、コンセプトを刷新する。今後の方針について寺田親弘社長に直撃した。
Sansan事業の契約件数(2021年11月末)
シェア8割を誇るSansan事業の契約件数は年々増加。「営業を強くするデータベース」への刷新が再成長のカギを握る。
──Sansan事業のコンセプトを「営業を強くするデータベース」に刷新します。
これからビジネスの出会いの約3割は、コロナ禍が終わった後でも恒久的にオンラインへと移行するだろう。接点情報と企業情報を組み合わせることで、時代に合わせて変化させ、日本企業の営業力を支える基盤をつくりたい。
法人向けのSaaS(クラウドによるソフト提供)製品を開発していく中で、タグライン(製品のキャッチコピー)を重要視しながら、内外のビジネスを促進してきた。Sansan事業に関しては、何度かタグラインを変更してきたが、「名刺管理」というキーワードが入っていないのは、創業以来初めてだ。Sansanは名刺を軸としたサービスという一定の認知がある前提で、名刺だけではない価値を訴求するきっかけにしたい。
──営業を強くするデータベースとは具体的にどんなものですか。
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