ネットメディア「ねとらぼ」などを展開するアイティメディアの勢いが止まらない。見込みクライアントの獲得支援を行うリードジェネレーション(リードジェン)事業やデジタルイベントが急成長。2020年度に営業利益が過去最高の20億円に到達、25年度には倍の40億円を目指す構えだ。事業環境や成長戦略について大槻利樹社長に聞いた。
リードジェン事業の会員登録者数
成長を牽引するリードジェンの力の源泉は良質な会員の数だ。今後の成長を占ううえでも、さらなる規模拡大がカギとなる。
──18年度には営業利益6.9億円でしたが、わずか3年で25億円にまで迫っています。
環境要因として、当社の社会的価値が上がってきていることが大きい。創業当初から(「ITメディア」のサイトなどで)デジタルやテクノロジーを扱ってきた。今、このテクノロジーがDX(デジタルトランスフォーメーション)やAI(人工知能)といった文脈で重要性が増している。その結果、私たちの存在価値が増大している。
また、旧来メディアのビジネスモデルに頼らず、リードジェン事業など新しいビジネスモデルを積極的に開発してきたことも大きい。旧来の広告モデルなどだけに依存していれば、今の成長はなかったはずだ。新しいビジネスモデルは広告と違い景気変動の影響を受けづらく、着実に成長できている。
──デジタル化の進展が追い風になっているということですか。
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