前職時代から不動産開発に従事し、銀行出身のトップが続いたヒューリックで初の開発畑。前田新社長の見据える長期戦略とは。
「開発で成長する」というメッセージ
――2007年に大成建設からヒューリックに移籍しました。
当時、ヒューリックという会社については詳しく知らなかった(笑)。
入社する半年前、同じ大成建設で不動産開発を担っていた古市信二さん(現ヒューリックプロパティソリューション会長)がヒューリックに参画したたため、どんな会社かなと調べたら、非常にいい立地の物件を保有していて、かつ建て替えればいいビルになりそうな物件が多かった。私もヒューリックで建て替えを推進していけたら面白そうだと思った。
ヒューリックに来た当時は不動産部門の人材があまりおらず、「とりあえずお前やってみろ」と言われてさまざまな物件の開発に携わってきた。
――ヒューリックは西浦三郎会長、吉留学前社長と、みずほ銀行出身の社長が続きました。一方で前田社長はゼネコン出身で、不動産開発畑を歩んできました。
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