国内外の課題が噴出する中、中国の経済政策はどこへ向かうのか。その手がかりとなるのが金融専門会議だ。
中国で経済情勢と資本市場の問題が人々の注目を集めている。このほど、中央政治局委員、国務院副首相の劉鶴が国務院金融委員会の専門会議を開催した。
会議では、現在の複雑な情勢下において、重要なのは経済の発展を堅持することで、これが党の執政と国の繁栄における第1の課題であると表明した。その最も重要な精神は「三化(市場化、法治化、国際化)」の原則にある。
国家統計局が最近発表した1〜2月の工業生産、投資、消費、輸出の経済データは、市場の予想を上回っている。しかし、一部のデータには一定のギャップが存在し、とくに不動産ではそれが明らかである。コロナ禍以来、中国経済の情勢は決してデータに表れているほどよくはない。とくにサービス業と製造業ではそうである。
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