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治療に新戦力 飲み薬実用化の現実味 新型コロナ・経口薬

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米メルクの飲み薬は1日2回、5日間の服用で効果を発揮(Merck & Co Inc/ロイター/アフロ)

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国内外でワクチン接種が進んだ2021年。今後、パンデミック収束への焦点になるのは“特効薬”が生まれるかどうかだ。現在、自宅で服用できる飲み薬の開発が急ピッチで進んでいる。

米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は21年11月、米メルクが開発した「モルヌピラビル」の使用を許可するようFDAに勧告した。英国ではすでに使用が認められている。

モルヌピラビルは、ヒト細胞内でウイルスが自らのコピーを増やしていく際に強制的にエラー(変異)を起こさせ、その増殖を抑える薬だ。国内外で行われた臨床試験では、偽薬を投与された被験者と比べ入院・死亡リスクを30%低下させる効果があった。

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