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学部・学科再編は最終章 「世界の理科大」になれるか 東京理科大学

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創立150周年に向け長期ビジョンを掲げる東京理科大学。世界をリードする創造的な研究の推進へ、学部・学科の大規模再編も進行中(撮影:梅谷秀司)

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理工系の総合大学として、7学部32学科を擁し私立大随一の規模を誇る東京理科大学。2031年の創立150周年に向けた長期ビジョン「日本の理科大から世界の理科大へ」を掲げる。世界をリードする創造的な研究の推進へ、学部・学科の大規模な再編とキャンパスの再配置を進めている。

理科大は都心の神楽坂を軸に、葛飾(東京)、野田(千葉)、長万部(北海道)の4つのキャンパスを有する。25年には薬学部を野田から葛飾へ移転し、都心の研究機関などとの連携を強化。22年には工学部工業化学科も葛飾に移転し、工学部のすべての学科を葛飾キャンパスに集約することで学部を横断した研究を進める狙いがある。

私立大学ではキャンパスの都心回帰が進むが、同大は実験環境を維持するために現在のキャンパスを継続利用する考えだ。

学部も大規模に再編中だ。今年4月に経営学部に国際デザイン経営学科を新設した。デザイン経営、国際経営、デジタル経営という3つの研究領域を融合させた学科で、新規事業の創出や社会課題を解決する人材の育成を目指している。

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