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「論理的思考と批判的思考で分析する人材を」 学長が語る|上智大学 学長 曄道佳明

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てるみち・よしあき 1994年慶応大学大学院理工研究科博士後期課程機械工学専攻単位取得満期退学。2004年上智大学理工学部機械工学科教授、11年学務担当副学長、14年上智学院グローバル化推進担当理事補佐、17年4月から現職。(撮影:梅谷秀司)

──2023年度までの長期計画「グランド・レイアウト2.1」を進めています。

創立100周年のときに今後10年のビジョンを明確にするために最初のグランド・レイアウトを定めた。教育を大事にしながら、総合大学としての研究力や社会への貢献など大学が社会の中で果たす役割を時代に応じて明確にするのが、基本的な考え方だ。

──来年度入学生から新しい教養教育をスタートします。狙いは。

教養、語学、専門教育が有機的に結び付くことが必要という考えに立っている。例えば、若い世代はデータサイエンスの必要性は十分に理解している。ただし、データサイエンスへの倫理的な考え、つまりデータサイエンスで実現される社会がどうあるべきかという展望や洞察がないと、これからの社会のリーダーにはなりえない。論理的思考や批判的思考をもって正しく分析できる力が必要だ。

──昔からグローバル化に取り組んでいます。国際社会で活躍する人材をどう育てますか。

グローバル社会の中で請われる多様性とは何かを認識することが大事だ。また、理論ではなく、経験や実践を大切にしてほしい。私は、学生のうちに日本とは反対側の社会を見たほうがいいと考えている。例えば明日の食事に困る、電気の通っていない所で生活するといった世界を肌で感じることで、初めてグローバル社会のサイズ感を知ることになる。傍観的な理解と肌身で理解することとはまったく違う。

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