再エネ事業への累積投資額(2021年3月末時点)
太陽光や風力を中心に、不動産業界で屈指の額を投じてきた。今後は発電施設の売却による再投資も視野に入れる。
──長期ビジョンのスローガンを「ウィー・アー・グリーン」としたのはなぜですか。
グリーン(緑色)は当社のコーポレートカラーだ。今後、環境経営を一段と強化していくという宣言でもある。環境保全の基本理念を1998年に策定するなど、当社はもともと環境への意識が高い。
14年には太陽光発電事業に参入した。風力発電施設も稼働させている。再生可能エネルギーの発電容量は、現在開発中の案件も含め、すでに原子力発電所1基分以上になっている。今後は洋上風力など新たな電源にも取り組む。発電施設はビルのような空室リスクがなく、投資効率もビルと遜色ない。
再エネの電源開発には一日の長がある。かつて、リゾート施設や郊外団地の開発に力を入れていたとき、農村部や自然保護区域での許認可取得や権利調整などを経験した。これらのノウハウが再エネの開発で生きている。




















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