相場の表も裏も知り尽くした達人が投資法を伝授する。
Q. 株価は何で動くのですか?
A. 「業績」「テーマ」「需給」で動きます。
株式投資で勝つには相場がいいときと悪いとき、両方を味わったほうがいい。「経験」が重要だ。私は『会社四季報』編集長、「会社四季報オンライン」編集長として、多くの投資家、経営者、証券関係者らに会い、株式投資の悲喜こもごも、表と裏を見てきた。そこで多くの人が語っていたのが「経験の大切さ」だった。
株式投資は難しいと思う人がいるかもしれない。だが実はシンプルだ。株価は上がるか、下がるか、横ばいか。その3つしかない。その3択を考えればよい。
では株価は何で動くのか。ポイントは3つある。「業績」「テーマ」「需給」だ。
まず「業績」。株価は突き詰めれば株主にとっての企業価値を反映したもの。業績、つまり売り上げや利益が増えている企業の価値は高く、株価も高い。企業は儲けを株主、役員、従業員、社会(税金)などに分配する。儲けが多ければ株主への分配も増える。だから業績のいい会社は株価も上がりやすい。
次に「テーマ」。株式市場で人気になりそうなテーマ性を持っているか。このテーマ探しこそが株式投資の醍醐味だ。個人投資家の勉強会に顔を出すと、みんな想像を膨らませている。「風が吹けばおけ屋が儲かる」的な発想で、話題のテーマに関連した銘柄を楽しそうに探している。
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