株価の動きを分析すれば、どのタイミングで買えばよいかがわかる。
価格は買い(需要)が多いか、売り(供給)が多いか、その需給の強さによって上がったり下がったりする。服や食べ物といった一般的な商品なら価格が下がったときに買うべきだ。しかし株の場合、株価が下がっている途中で買うとそこからさらに下がって含み損になってしまうことがある。株の買い時はどう見つけたらよいか。
ここでは業績など前提となるファンダメンタルズが変わらないと仮定して、中長期のトレンドから短期のトレンドまでをイメージしつつ買い時を解説したい。
まずは中長期の買い場から。最も注目してほしいのは移動平均線の向きだ。移動平均線とは、一定期間の終値の平均価格をつなげて線にしたもの。13週線と呼ばれるものは、13週間の終値の平均価格を算出し、それを1週ずつずらして移動させたものだ。
移動平均線は1日の上下による影響が小さくなるので、株価の大きな方向性がわかる。
下図の株価チャートを見ていただきたい。南アフリカ株ETF(上場投資信託)の週足チャートである。週足チャートとは、1週間ごとの株価の値動きを白黒のローソク足で表したもの。白いローソク足はその週に上昇したこと、黒いローソク足はその週に下落したことを示す。
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