2040年までに販売する新車をすべてEVとFCVにするというホンダの大胆な計画。王者トヨタも計画を新たにした。両社の違いはどこにあるのか。
「少なくとも、トヨタはあんな宣言はしない」――。
ホンダが4月23日に業界を驚かす大胆な電動化目標をブチ上げた後、トヨタ自動車の幹部は否定的な口調でそう述べていた。
5月12日、トヨタ自動車も従来の電動化計画を改め、地域別の具体的な数字と一歩踏み込んだ目標を打ち出した(下表)。「今、海外の投資家は企業のカーボンニュートラルの取り組みに一番関心を持っている。とくに欧州の投資家は数字を示さないと話がかみ合わない」(トヨタ関係者)。
ホンダに対抗したという向きもあるが、投資家の理解を得るには具体的な数字を出さざるを得なかったのが実情だ。
では、両社が打ち出した目標数値は何が違うのか。
EV、FCVの販売目標を倍増
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読み頂けます。
ログイン(会員の方はこちら)
無料会員登録
東洋経済ID 会員特典
東洋経済IDにご登録いただくと、無料会員限定記事を閲覧できるほか、記事のブックマークや著者フォロー機能、キャンペーン応募などの会員限定機能や特典をご利用いただけます。
東洋経済IDについての詳細はこちら
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら