東京大学債券の初回発行額
昨年10月に発行、償還期間は40年で、利率0.823%に。今後10年間で計1000億円の調達を目指しており、研究環境の整備などに充てる。
──次期総長としての所信を聞かせてください。
社会が大きく変わろうとしていることもあり、それに対する大学の役割を改めて考えている。五神真・現総長の下で大学を起点に社会を変えていこうとする新しい取り組みをやってきた。仕組みはかなり用意できたので、今後は実を挙げていくことが大事だと思っている。そのためにも教職員や学生など、大学の構成員が創造的な活動ができる場にしていきたい。
あとは、大学が持つダイバーシティー&インクルージョン(多様性と包摂)をさらに発展させることを念頭に置きながら大学経営を考えたい。
──「東京大学ビジョン2020」に続く新しい行動指針は考えていますか。
まさに検討を進めているところだ。コロナ禍やデジタルトランスフォーメーション、気候変動といった大きな変化がある中で、新しい大学像を描かなければならない。多様な価値観に目を向けて物事を進められる人材の育成など、いくつか柱になるようなことがある。それらを織り交ぜながら新しいプランを作っていきたい。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら