20年度決算で見込む営業利益の伸び幅
『鬼滅の刃』コラボ商品のヒットもあり、2021年1月期の営業利益は前期の29億円からほぼ倍増となる56億円で着地する見込みだ。
──アニメ『鬼滅の刃』とコラボした缶コーヒーは、昨年10月の発売から3週間足らずで販売数量が5000万本を突破。これだけの反響を想定していましたか。
想定していなかった(笑)。発売時期が『鬼滅の刃』の映画公開の盛り上がりと重なり、タイミングがよかった。コラボ企画は発売の1年以上前から社内で検討していた。『鬼滅の刃』は複数案ある中で有力候補ではなかったが、あるマーケティング担当者のイチ推しということで採用し、結果として当たった。その担当者の子供がアニメ化される前から原作漫画の大ファンだったと聞いている。
──缶コーヒーの売り上げは長期的に減少傾向です。その缶コーヒーでコラボ企画を実施した理由は。
当社の成長を支えてきた缶コーヒーと自販機をテコ入れするためだ。缶コーヒーを自販機で買ったことがなかったような10〜20代の若年層が、今回のコラボ商品を購入してくれた。缶コーヒーの売り場が縮小してきたコンビニでもコラボ商品が販売されたことで、若者との接点が増えた。
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