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「老化は治療できる病、健康寿命はまだ延びる」 インタビュー/米ハーバード大学教授 デビッド・A・シンクレア

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米ハーバード大学医学大学院遺伝学教授 デビッド・A・シンクレア(David A. Sinclair)1969年生まれ。95年に豪ニューサウスウェールズ大学で分子遺伝学の博士号取得。米マサチューセッツ工科大学の博士研究員を経て99年から米ハーバード大学医学大学院に勤務。遺伝学教授を務め、同大学院ブラヴァトニク研究所に所属。(Brigitte Lacombe)

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「人生100年時代」とされ、健康長寿への関心が高まっている。そんな中、老化研究の第一人者であるデビッド・A・シンクレア氏が著した『LIFESPAN(ライフスパン) 老いなき世界』が話題となっている。氏が言うように「老化は治療できる病気」となったとき、社会にどんな影響があるのか、また人類は新型コロナウイルスとどう向き合うべきか、聞いた。

『LIFESPAN 老いなき世界』デビッド・A・シンクレア/マシュー・D・ラプラント 著梶山あゆみ 訳/東洋経済新報社 2400円+税/老化研究の第一人者であるデビッド・A・シンクレア氏の全米ベストセラー。世界20カ国で刊行されている(書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。)

──『LIFESPAN』の中で最も伝えたいことは何ですか。

老化は病気であり、闘いを挑む価値があるということだ。がんは、科学の進歩により今では治癒することが多い疾患になった。老化に対しても、同じアプローチを取るべきだ。実験室で老化を遅らせる方法を把握できているのだから、人類はこの技術を受容し、健康で生産的な人生をあと10年かそれ以上延長することを目指すべきだ。

──著書の中で「肉体の面でも精神の面でも、実際に若返る時代は必ず来る」という記述が印象的です。老いのない世界は、30代前半の私が生きている間に実現しますか。

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