任天堂「独自の遊び」を生む開発力 ヒットに最先端技術はいらない

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新型のゲーム機を投入するたびに新しい遊び方を打ち出してきた(写真右上の撮影:田所千代美、ほかの画像は任天堂)

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誰もが直感的に楽しめる「独自の遊び」を提供し続ける――。これが会社の普遍的なDNAであると、任天堂は繰り返し強調してきた。

「独自の遊び」とは、コントローラーが十字ボタンとAボタンとBボタンで構成されたファミリーコンピュータやニンテンドーDSの2画面とタッチペン、振って操作するWiiリモコン、スイッチのJoy-Conなど、これまで任天堂が発売してきたすべてのゲーム機にそれが当てはまる。

直近の事例では、ゲームとフィットネスを両立させたソフト「リングフィットアドベンチャー」で使うコントローラーがある。これは、リング状のコントローラー(リングコン)とレッグバンドにスイッチのJoy-Conを取り付け(上写真・右下)、全身を動かして遊ぶアドベンチャーゲームだ。

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