企画を作成するためには、自分でゼロからアイデアを考える作業に加えて、ビジネスの現場に導入されている事例を知ることも大いに役立つ。
まず押さえておきたいのが、現状のAIは機能別、役割別に分類できるということだ。機能別では識別系、予測系、会話系、実行系(物体を動かす)の4タイプ、役割別では人間ができることをAIが代わりに行う代行型と、人間ができないことをAIによってできるようにする拡張型の2タイプがある。事例の多くは、それらを組み合わせた4×2=8つのどれかに当てはまると考えてよい。
ここでは8つの分類を踏まえながら、導入済みの事例を紹介する。ぜひ参考にしてほしい。
キユーピー|識別系×代行型
精度100%の検査装置
マヨネーズやドレッシングなどの調味料で最大手のキユーピーは、グループ内で製造するベビーフードの原料検査に「識別系×代行型」のAIを活用している。サイコロ状にカットされたジャガイモの不良品を、ディープラーニングによる画像解析ではじくシステムを開発し、2018年に導入した。19年2月からはほかの原料にも対象を広げている。
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