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社会的弱者の間で深刻な感染爆発が起きかねない コロナ危機に伴う食料不足問題が心配だ

2020年3月28日、ジンバブエのハラレのスーパーマーケットでは、新型コロナウイルス(COVID-19)の蔓延を抑制するために政府から要請された全国的な21日間のロックダウンを前に買い物をする人々が並んだ。今後、世界は「パンデミックに関連した食料危機」を回避できるだろうか(REUTERS/Philimon Bulawayo/File Photo)
新型コロナウイルス(COVID-19)は私たちの地域社会に確実に忍び込んでいる。私たちは家族の健康と安全を守ろうと努めている。多くの人にとって食べ物は、栄養源として、またほっとできる時間を提供してくれるものとして、今までになく重要になっている。しかし、経済活動の途絶が続く中でパンデミックに関連した食料危機が起きるかもしれない。この危機を回避できるかどうかに注目が集まっている。
安全で信頼できる安価な食料を
何をどのように食べるかは、人々の健康や快活さに大きな影響を与える。私たちは、農家が田畑で耕作を続けること、スーパーのレジ係が出勤すること、運転手が食品を店や玄関先に運ぶことに頼っている。しかし、これらの活動は寸断されている。栄養豊かな食品が足りない場所もある。別の懸念として、食料の買い占めによって店に品物がないという事態が起きている。
私たち各自が正しく行動しなければならない。命を救うために連係して、喫緊のニーズに対応する必要がある。回復をサポートして折れない心を育むために長期的解決策を打ち出さなければならないのだ。各国政府や責任ある指導者は、特に必要としている人々のために安全で信頼できる安価な食料を取り分ける必要がある。
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