「メモリ市場を韓国と米国が牛耳る状況はよくない」 元エルピーダ社長はなぜ中国の半導体企業を選んだのか
 
300人弱の開発体制をつくる
――紫光集団ではどのような役割を任されているのですか。
日本でDRAMの設計開発組織を作り、それがちゃんと動くようにすることが大きなミッション。あと、今でもメモリのマーケットはかなり理解しているつもりなので、彼らに(開発に生かせる情報を)提言するということだ。最初は、日本の拠点では70人から100人規模でやる。将来的な技術の研究も必要だから、そのあとは300人弱くらいになるだろう。
――日本の別の会社で働いている技術者に来てもらうのですか?
私たちが電話で「来ないか?」というふうに引っ張ったりはしない。公募による正規の手続きで来てもらうつもりだ。
――つまり、引き抜きはしないと。
そういうことだ。手応えはある。
日本企業にいるエンジニアにはこれまでチャンスがなかったからだ。(2012年に経営破綻した)エルピーダメモリからマイクロンに移った人もいるが、やめた人はみんな小さな会社に行っている。でも、そこでやれることは非常に限られていて、10人から30人くらいの設計者では、最先端の技術開発は無理だ。





 
         
         
         
        
       
         
         
         
         
         
         
         
        













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